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03/14/2011    地震の時のペットたち
落ち着いたら書こうと思っていたこと。
今回の地震というよりは、阪神の地震の時の話。
結構有名な話だと思いますが、ご存じない方のために、当時のボランティアさんから聞いた話を…。


震災のときは避難所にペットは連れていけないので、ペット用のスペースが作られたそうです。

ちゃんとハウスに入れる子は暖房の効いた暖かい部屋の中へ。
ハウスに入れない子は雪や雨の降る中でも外でリードに繋がれる。

外飼いの犬なら繋がれ慣れているけど、慣れていない子はリード噛み切って逃げちゃって、そのまま行方不明になった例もあるそうです。


ハウスに入れない子っていう基準は、多分喚くように吠えたり、爪や歯が折れるまで暴れたりするような子なんじゃないかな~。
中のものをぐっちゃぐちゃにされたら、それだけで掃除の手間とかも増えてしまって、ただでさえスペースがない場所なんだから、そういうときこそ手間のかからない子が選ばれてしまう。
不衛生な場所は感染症だって起こりかねないんだから、猶更そう判断されてしまうのではないでしょうか。
普通の動物病院ならすぐに消毒の対処が出来るけど、物資の少ない場所ではそんなの頻繁に出来ないんだから。


私はペットホテルとかやっているからわかるけど、やっぱりハウストレーニングをされていない子っていうのは、ちゃんと入れる子の何倍も手間がかかる。
トイレだって、外に出したときにしてくれたら手間なんて殆どかからないけど、中でされてしまったら中を完全消毒とかしなくちゃならない。

血だらけになって暴れる子だって、その子の安全のことを考えたら外に出してしまう。
だけど、テント?みたいな建物の足元に犬を繋いでいたら危険だから、必然的に外になってしまう。

咬み癖のある犬だって、そういう時に治療も世話もちゃんとしてもらえなくなるんです。




話は戻って先日の地震の日の翌日、職場ではやはり地震の話でもちきりでした。

お客様からも「地震すごかったですね~」っていう会話が出てきて、「ペットたちが心配だわ」っていう人がいたから、上記の話をしてみた。


そしたら急に相手が怒り出しちゃって、「それはひどい!」だってさ。
聞けば、その人の飼っているダックスは外に出されちゃう子に入るレベルの子だったからだそうで。。。
「地震で怖がって吠えちゃう場合だってある」「怯えたらいつもと違う行動だってしちゃう」とかいろいろ仰っていました…
でも、「やらなくちゃ」という言葉は出ず、ただ人を責めるばかりで聞いていて気分が悪かったです。

ボランティアさんだって、動物が嫌いでやっていたわけじゃないはずです。
よく考えてみてください。人の動物の世話をするということが、どれだけ大変な事かを。
手間だけじゃありません。責任だって重く圧し掛かってくるということも忘れないでください。

私はこの仕事を希望していた人間なので、やって当然ですが…最近、お客様から言われました。「私も犬は好きだし触ったりするだけならいいけど、人の犬の世話をするっていうことは本当に大変な事だと思うわ」って。
震災の時に止むを得ず、外につなぐしかないと判断された理由は、そんな簡単なものでもなかったと思います。


昨今、室内飼いの犬が増えている中、一緒の布団で寝たり、サークルすらも家に置いていない家庭が増えています。
「病院に預けてもウチの子は大丈夫」とか「周りはプロなんだから何とかなるでしょ」とか、自分が本来怠っている仕事を人任せに考える人が多い。


私に仕事を教えて下さる人が口を酸っぱくして云うのは、「犬に気持ちを伝える時は、言葉の通じない外国人に気持ちを伝えようとしているもの」ということです。

何もわからないまま怖い思いをさせられる犬たちのストレスなんて計り知れないと思います。
自分が言葉の通じない国に行って、いきなりわけのわからない言葉でワーッと言われて檻の中に閉じ込められたらどう思いますか?


犬は人間が思っているほど人間の言葉を理解していないし、「ウチの子は人間の言葉をよくわかっているの」って云う人も多いですが、それは「言葉」というより「声色」や「雰囲気」で判断している場合の方が多いと思います。
だから、「今日は一人で寝るんだよ」って、いつも散々布団で一緒に寝させているくせに、急に一人にされたら犬だってパニック起こすと思うんですよ。



つまり何が言いたいかというと、日ごろのハウストレーニングはこういう時にも役に立ちます!


「なんだか可哀想で…」って言って出来ない方は、愛犬が“選別”されても文句を言う権利はありません。
日頃させていない子が、いきなりハウスが出来るなんてことはまずありえません。

あと、自分でせずに、保育園とかで覚えさせてる方もよく見受けられますが、私は犬を飼っているのは自分なんだから、自分でちゃんとするのが責任だと思っています。
何かあった時に犬が頼れるのは、ドッグトレーナーや訓練士じゃなくて『飼い主』なんだから。

「時間がなくて~」っていうのは、それはただの言い訳だし、犬に注ぐ時間(猫可愛がりするのは別)が無い人は、キツイ言い方をしてしまうと犬を飼う資格がないと思います。

犬のハウストレーニングの必要性、犬の祖先が狼であることを考えてみてください。
狼はもともと巣穴に住む生き物であって、犬は習性で囲まれた空間に居ることが落ち着く方法の一つなんです。

犬を“犬”として飼ってあげることが、犬を飼っているすべての人にとっての責任であり、その一つがハウストレーニングではないでしょうか。
囲われた空間に居ることによって安心する犬の心理、読み取ってあげてください。


話し出したらキリがないですが、ともあれ、今回思ったことは「お門違いな怒り」を目の当たりにして改めて責任と意識の低さを目の当たりにしたことです。
地震の時、ペットが連れていける避難所を探すことも大切ですが、実例として選別された犬たちの話を多くの方に知っていただき、そしてハウストレーニングの大切さを「動物病院の時だけ」に限らずに、こういう時も必要なんだと知ってもらいたい。

犬のトレーニングは、オスワリやオテ同様、継続が必要なんです。
日頃やっていないのに、急にハウスに入れっていうことは大きなストレスです。

ちゃんとハウスに入れれば、暖かい寝床や落ち着ける場所を得ることができます。
愛犬を守れるのは、飼い主しかいません!
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